この頃、骨董に関する本を読んでいます。活きた色々な情報や、骨董に関する考え方が載っているので、レビューしようと思います。今日は「暮らしのなかに活かす 骨董入門」という本を紹介します。私が骨董を好きになったのは、金銭的な価値や鑑定などに興味がある訳ではぜんぜんありません。ひとりの空間設計者として、空間を彩る、歴史を生き抜いてきた「モノ達」に敬意をはらいながら、その良さを自分の感性で感じて、皆さんへ伝えたいなあ!という想い。
骨董って、エコ視点、良いものを長く使うという考えでは、現代にあっているのではなかなと思います。骨董という語は、古代中国に発して、ゴチャゴチャした雑多なものの代名詞で、後になって古道具や古美術品さすようにもなったようです。(はじめ、より)
骨董とは、雑多な物(量)から、長く役立ち美しい物(質)を選び出すこと!!
目次をみると、
①暮らしのなかに活かす骨董のある風景 ⇔ 空間の中での、骨董品の存在感!
古き良き物は、いつまでも愛され、このように生き続けている。
②骨董とは何か
基本的な骨董の定義を考えて、骨董の魅力的な世界へ ⇔
③骨董にはどのようなものがあるか ⇔ ここで、骨董の種類を再確認!
やきもの(中国のやきものと家具、朝鮮のやきものと家具)、絵と書、漆工芸、時代家具、仏像、木工芸、竹工芸、時代きれ、硝子工芸、装身具、西洋アンティーク
④骨董はどのように選び、買ったらよいか
⑤骨董はどこで、どうかったらよいか
骨董品の世界を、金欲的な価値感ではなく、空間やモノ的視点から、良いと思われるもの・価値があると思われるもの・好みにあうと思われるものを、探す世界と捉えまとめている本で、骨董品を雑多で価値があるか分からないけれども何となく好きだ、でも、難しい・迷っているという方には、参考にある一冊だと思います。
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