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この頃「NHK 美の壺」を題材に記事を書いています。骨董やアンティークの世界は、「開運!なんでも鑑定団」のタイトルに象徴されるように、多種多様な世界で、その価値を共有するのが難しい世界だと思います。よって、ある一定の尺度を元にしないとブレが生じる。
そういう思いから、NHKで何年も前から「新しい鑑賞マニュアル」として特集を組まれて来た番組がありますので、これをワンステップの尺度としてアップした方が良いと思いました。そこに私の感想も含めて、記事にしていきます。
今日は「
織部焼(2006年9月15日の放送)」です。
鑑賞のツボは、
壱のツボ 緑に「けしき」を見よ
弐のツボ 「へうげもの」に遊び心あり
参のツボ 千変万化する文様を味わう です。 (NHK・HPより)
織部焼の基本は 、緑釉が美しく料理が引き立つ非対称な形と大胆な絵柄のうつわということ。この大胆さが、桃山時代から江戸時代初期の日本陶磁器の一大変革であったようです。
けしきとは、茶の湯の世界でうつわの見どころを表現することばで、うつわの素地や釉薬とが生み出す色調や表情の変化を指す言葉で、その深みを楽しむことが基本と思います。
「へうげもの」の「へうげ」とは、「ひょうきんな」とか「おどけた」という意味。
織部焼にゆかりの深い、古田織部の茶会で、はじめて沓茶碗を見た博多商人が、 『茶碗ヒツミ候也。ヘウケモノ也』 <読み方>(ちゃわんひずみそうろうなり。ひょうげものなり) と書き残している。うつわのひずんだなどの、形にヒミツがあります。
千変万化(せんぺんばんか):いろいろさまざまに変わり、変化がきわまりないこと。本当にたくさんの大胆な文様が特徴です。
古織部松文手付鉢
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青織部沓形平茶碗
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古志野織部香合
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